2019 第66回日本生態学会大会シンポジウムでの開催報告
第66回日本生態学会大会シンポジウム「生物移動に対する新たな挑戦(生物移動情報学)」
- 企画 依田憲、飛龍志津子
- ウェブサイト:http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/66/S15.html
- 日時:2019/3/19
- 場所:神戸国際会議場
- 参加者:約60名
夕方になるとどこからともなく現れるコウモリ、毎年春になると訪れて繁殖する渡り鳥。昔から人々は動物が織りなす大移動の末端をみて、いったいどこへ行くのかと想像をめぐらしてきた。餌や配偶者を探索する、渡りや回遊を行う、敵から逃避するなど、移動の意義は様々であり、また、動物によって移動スケールも大きく異なることから、移動に関するトピックはそれぞれの研究分野や分類群に分散し、採餌・繁殖・対捕食者などの多様な項目で扱われてきた。
近年、動物装着型GPSやトラッキングカメラなどの技術によって個体の移動経路を記録する手法が飛躍的に発展した。…